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ゴールデンカムイ フレグランス 門倉看守部長
飄々と流れる秋の雲のように 揺蕩うハスキーバルサムノート
ほろ苦く乾いた香りを漂わせる、がさがさとした渋みを持つレザーと、軽やかなハーバル。 Bergamot, Thyme, Leather Note Jasmine, Lavender, Tobacco Absolute Cedarwood, Amber, Tolu Balsam
商品サイズ:86mm×55mm×29mm この商品のレビュー
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【香り】
コットンに吹き付けた香りの感想になります トップノートは柑橘系の爽やかさと甘さ、レザーの渋さで落ち着いていて渋みもあるけど女性が付けていても違和感のない香りになっています。 ミドルノートは柑橘系の爽やかさがジャスミンやラベンダーの香りに変わり、トップノートと比べると大人びた香りに、しかし渋さは変わらずそこにあります。 ラストノートはお香にも似たような香りがします。ミドルノートと比べると元気の良い香り方ですが、強く香るのはお香のような上品な香りなので香りが強くて気になる、という程でもありません。よく嗅ぐと渋い香りがするのもまた良いです。 【解釈】 ※最終巻までのネタバレを含みます トップノートは柑橘系らしい若々しさを感じ、しかし渋さもある。門倉のいくつになっても子ども心を忘れない、その心の若々しさが感じられます。キラウシと花札をして、皆で鍋を囲み、憧れの土方さんに頼まれて目を輝かせ、そして冒険が終われば次の冒険、オッサン3人で海を渡り活劇を撮影する。いつまでも子ども心を忘れない門倉に思いを馳せて笑顔になれます。 ミドルノートは一転して大人びた甘さと渋さを兼ね備えた香りで、年相応な門倉看守部長殿を思い起こさせます。掘った穴からたどり着いた先で出迎えてくれるあの門倉看守部長殿の顔です。飄々としたたぬきオヤジからする香りにしてはいい香りすぎますが、しかしイケおじ紳士からするには渋いスモーキーな香りで、門倉看守部長らしいと思わせてくれます。 ラストノートは強く真っ直ぐな土方歳三への忠誠心。お香にも似た上品な香りと、下地でずっと香っている渋み。夏太郎ほど真っ直ぐな憧憬ではないが、確かに強く傾倒し誠を尽くす門倉らしい香りです。ミドルノートがジャスミンやラベンダーの優しい香りだったからかもしれませんが、傍らに香水を吹き付けたコットンを置いていただけの状態なのに、ラストノートのお香のような香りに切り替わった瞬間が分かってしまって、「「「強い」」」の気持ちになりました。子ども心も、たぬきオヤジも、全てこのラストノートで感じられる強い忠誠心を持って行動する門倉の一面だったのだと気付かされました。香水の構成が上手すぎて調香師さんどうした……?になりましたね。ちなみにラストノートなのでいちばん長く香ります。吹きかけて1時間半ほどで香り始めますが、コットンだと19時間経った今でも香り続けています。じわじわと香りが薄れてきていますが、門倉の忠義の心はもっとずっと長い間、土方歳三に向けられていたと思うとテンションが上がってきますね、ありがとうございます。 乱文書き連ねましたが、まとめると甘すぎず渋すぎず女性の普段使いにも良い、そして門倉に思いを馳せて浸れる素晴らしい香水でした。 ありがとうございます。 ![]()
この香水が発売されてから毎日のように使用しています。
今回リピート購入しました。 甘い香りの香水が得意ではないので、これくらい乾いた香りが落ち着きます。 瑞々しさはなく、本当に「乾いた」香りが表現されていて驚きました。 これからの寒い季節、さらにこの香りが似合う気候になるので楽しみです。 普段はハンカチに付けてリフレッシュに使ったり、枕カバーに使ったりしています。 休みの日は身に付けたりもします。甘い香水や柑橘系は好まないけど、男性向けの香水を付けるのは違う、そんな方におすすめです。 最初は煙たさのある香りが最後にはかすかに柔らかい甘さになるそのギャップがたまりません。とても門倉を感じます。門倉が存在しています。秋晴れの空の下、くたびれた門倉がほほえんでいます。 推しの香水というものを初めて買ったのですが、良いものと出会えて嬉しいです。 ![]()
普段香水は使わないんですが、好きなキャラの香水ということで購入してみました
甘い香りや柑橘系の匂いがあまり好きでは無いので、個人的にすごくハマりました ダンディな男性がつけてそうな落ち着いた匂いです 匂いがきつい香水だと、匂いが残って気持ち悪くなるのですが これは気持ち悪くならず自然な感じです 無機質な匂いというか、車の中や服屋さんの匂いを連想しました 初めて自分に合う香水に出会えたので長く販売して欲しいです ![]()
平時からムスク強めやウッディオリエンタル系(男らしい雰囲気・お香のような香り)の男物を好んでつけている、体温高めの者です。
体温や肌質によって雰囲気変わるかもしれませんが、出来る限り無駄を削ぎ落とした感想は以下のような感じでした。 香り:全体的に甘みが少なく、特にトップはカラカラに乾き切ったドライな感じで無機質さまである。徐々にウッディ系の温もりと柔らかさ、甘さが出てくるが最初から最後まで男性的。女物や甘いの、ムスクが苦手な人向けか。 感想:トップが予想通りの「イケオジやオジサマではない、オジサン寄りの甘くない香水」。ただその無機質さがほぐれてくると、優しくて愛嬌ある温かな香りがゆったり滲み出てくる。 作中の成人男性の中では唯一かもしれない、皮膚も脂肪も筋肉も柔らかそうな体とかお尻を何故か思い出した。ラストはそういう感じの、緩くて優しい感じが全面に出る。 唯一のネックが超ドライなトップの香りで、男物に慣れていないとちょっと怯むかもしれない。時間が経つ程に包容力と優しさが増して、個人的にとても安堵する香り。 【ここから下は受け取った感覚のまま、支離滅裂に書き連ねた雑な感想文】 ・トップ(つけた直後) 香り:ガサついてる、全く甘くない、無機質な程に淡々としていてなんかもう冷たい 連想:酒を一献煽りながら、穴から出てきた杉元らを見下していた凄みのある冷たい顔…いやあれよりもっと荒んでるし乾いてる、なんか違う。 幻覚:あ、これ己の不運っぷりだけでなく燃え尽きた家を、冷め切った顔で眺めてる姿だ。無味乾燥なんだわ、多分青年期よりも若い頃からずっと、全てが。下手したらこれ、物心ついた頃から諦観してない?えっ利運君大丈夫なのこれ早々に闇落ちしてない?? ・トップからミドル(約30分後) 香り:ガサついた割れ目から、温かく甘い匂いがじわじわ滲み出てる 連想:土方さんに隠れつつ服を掴みながら杉元に睨み返してる姿、男前な中年から可愛さが滲み出した 幻覚:付けた直後が全てに諦観してる若年利運君なら、この辺りは土方さんと出会ってふつふつと胸の内で静かに忠誠心を育ててる中年前後の門倉さんだな?でもまだ看守部長殿ではない、浮き足立ってて腹がまだ据わってない。 ・ミドル(約1時間後、一番持ちが良い気がする) 香り:ガサつきは消滅、温かくて柔らかい、甘みとタバコが増す 連想:オジサンなのに顔も言動も可愛いぞ?? 幻覚:看守部長の肩書きが無くなり、堂々と土方一行に加入した頃合か…この辺りから不運のせいで鬱屈してた青春時代を取り返すように、心から楽しんでたでしょ門倉さん。 憧れの人達の傍らに居つつ、元看守部長と元囚人達なんて不思議な面々で共同生活したり。最年少の夏太郎や喫煙者末っ子キラウ(シ)の世話焼いたり焼かれたりキャッキャしながら無邪気に過ごして、色褪せてた諸々の感情や感覚・欲求が満たされてたのでは…。 ・ラスト 香り:軽くて薄い、甘さに加えてスモーキーなお香がふんわり漂う、落ち着いてて包容力が増す 連想:かつての喧騒を遠い地で思い出している、少し老いた姿 幻覚:これは渡米後のミスター・カドクラ。 普段はヤンチャな感じに映画を撮りつつ、一人になるとふとあの激しかった日々を思い出して懐かしさに浸ってる。 あれから随分と伸びた髪を弄りながら。 統括感想文:文豪達のレポを見て「幻覚見れたり長文書けるなんて凄いなぁ…」と思ってたけどバッチリ幻覚見れたし長文になりました。 調香師さんの解像度、本当にどうなってるんでしょうか。素晴らしい物をありがとうございます…買って良かった…。 取り敢えずリピ確定、近い内にストック分購入します。 ![]()
あんまり何の香りがするとか、かっこいこと言えませんが、ベッドに噴いて部屋を出てもう一回部屋に入ると門倉さんがいました。
多分まだ網走にいる頃ですね。\"門倉看守部長\"って感じでした。 寝て起きたら、土方さんに着いてってキラウ(シ)と会った後くらいの優しい門倉さんがいました。 門倉さんでした。primaniacsさん、ありがとうございます。 いい香りがしました。
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